2016.10.24
10月職員勉強会(失語症について)
今月の職員勉強会は「失語症」について勉強しました。
夕凪倶楽部管理者であり、、、英検4級を取得している
言語聴覚士であり、介護支援専門員の資格も所持している、梅田郷史くんにお願いして開催しました。
夕凪グループには現在、言語聴覚士が4名在籍しています。
在籍している4名は、言語聴覚士として「医療」という立場でなく、「生活」の立場で、どのようなアプローチや訓練ができるのか、その可能性を模索しながらがんばっています。
医療的なリハビリが終了した後、自宅での生活を営む上で、ご家族からの継続した訓練を望まれ、居宅介護支援事業所や医療機関からの紹介で夕凪グループを見学されるケースもあります。
デイサービスという要介護者の日常生活を支えるサービスですが、機能訓練での言語聴覚士のニードも非常に多いです。
その為、高次脳機能障害、失語症、構音障害を患っているご利用者も夕凪グループでは比較的多いと思います。私たちはそれぞれの疾患を適切に把握し、ご利用者にとって最適なサービス提供をしていかなくてはいけません。
勉強会では、各事業所の現在利用している利用者さまでコミュニケーション障害のある方を例に挙げて、職員がイメージしやすいように説明をしてもらいました。
そして、失語症の方の気持ちを少しでも理解できるように疑似体験を行いました。
また、コミュニケーションに困ったときの具体的な対応方法も学んでもらいました。
「うまく話ができない」といっても、失語症、構音障害、認知症、高次脳機能障害など原因は様々あります。
利用者さま一人ひとりの特徴を理解して関わることが、コミュニケーション障害がある方にとって、安心できる環境づくりの第一歩であると考えています。
「コミュニケーション」は相手がいないとできない行為です。
夕凪グループでは利用者さま一人ひとりに最適な方法を考え、本人さま、家族さまに説明を行い、言語聴覚士をはじめ機能訓練指導員は機能訓練を、その他職種は安心して楽しく生活が送れるようサポートしてきます。