固定概念に囚われない!
バーン夕凪の佐古です。
バーンでは健康遊戯を通しての訓練も行っています。
その一つが麻雀なのですが、麻雀は見て考え、牌を積り、牌を捨てる以外にも用語を発声して状況を変えたりすることもあります。
ある利用者様が、その日は状態が良くなく発声が難しい時がありました。しかし本人は「麻雀がしたい」とスタッフの声掛けに意思を示しました。
その時に少し形を変える事を考えました。
本人様や他の利用者様にご理解を頂き、自分の牌を見せて麻雀をやってみることにしました。
バーン夕凪では「オープン麻雀」と呼んでいます。
利点は発声が難しく上がりや当たりを言えなくてもこちらで気付ける事、明らかに間違えた牌を捨てようとしている事にも気付けます。
お互いの手牌が見えているので残りの枚数を考えながら麻雀を展開したりと、新しい発想力と状況判断力も獲得できます。
こちらは二人で麻雀を行っているのですが、麻雀には「〇翻縛り」というものがあり、4翻縛りだと4翻ないと上がれません。縛りを付ける事で2人でもすぐには上がれないようにする目的があります。
そしてこの麻雀には「山」がありません。麻雀は牌が四方を囲むように二段で積まれた「積山」から順番に牌を積もりますが、どこから積もったらいいいのか?と忘れていたり、手指状態が日によって低下しているときは2段目から上手に積もってこれません。
そこで画像のようにバラバラにおいてどこからでも好きな所から積もれるようにしてみました。
積もって不要な牌を横に捨てるようにしたら、しっかりと行うことができていました。
利用者様のご理解があって成立することですが、ルール通りに行うのが困難なら変えればいいだけだと改めて思いました。
このように新しいルールを作っていく事で、新しい訓練を利用者様に提供できればと考えています。