☆麻雀の効果は?☆
普段バーン夕凪ではご利用者様の麻雀の対戦風景を熱くお伝えさせて頂いておりますが、もちろんバーン夕凪は通所介護施設であり、「個別機能訓練Ⅱ」を加算させて頂いておりますので、ただ麻雀をして楽しんで頂いている訳ではありません。
今日は麻雀を行うことの目的、効果について考えてみたいと思います。
麻雀は「頭脳のスポーツ」と呼ばれることもあり、脳の様々な部分を使用して、認知症予防、介護予防対策が期待されます。
①麻雀の役をつくる
麻雀には上がるための役があり、その形を覚え、どのタイミングで役を作り上げるか、これまでの知識、経験を駆使しながら最も頭を使うところです。
②点数計算
麻雀では上がった時にお互いにやり取りする「点棒」というものがあり、上がったときの役の形によって支払われる点数を判断、計算する必要があります。
③相手の手を推理する
対戦相手の捨てた牌を見ながら相手がどの牌を欲しがっていて、どのような役で上がるか?など作戦をしっかり考える必要があります。
④全体の流れを読んで戦略を練る
3人打ち麻雀では他の2人の状況に合わせて先の流れを予測して、相手が捨てた牌から手持ちの牌を予測して安定して勝利できるように戦略を考える必要があります。
⑤指先を使う
人間の指先は「脳のアンテナ」と呼ばれていて、指先を巧みに使うことで脳細胞に刺激を与えて脳の活性化を促すことが期待できます。
以上の5ポイントが麻雀を行うことによる訓練の効果として期待される部分です。
実際の効果と致しまして、バーン夕凪ではご利用者様の中には片手が不自由な方もいらっしゃいますが、麻痺側の手を牌を取る、並べる、という行為には使用できなくても、麻痺側の手を麻雀台の上に置き、牌を並べる時の補助に使用する、という行為の積み重ねが少しずつ脳への刺激となり、効果を発揮し、日常生活の些細な動作の向上に繋がっていらっしゃる方も見られます。
また、趣味の麻雀を通して対戦されることで日常生活では味わえないような緊張感、競争心も感じながら、他の方とのコミュニケーション作りとしても良い影響が出ています。
今後もご利用者様一人一人の状態に応じた訓練を楽しんで頂きながら提供させて頂きたいと思います。
バーン夕凪では随時見学をお受けしております。
ご希望の方は事前にご連絡下さい。
現在、月~金曜日まで空きがございます。
要介護1からのご利用が可能となっております。
麻雀、囲碁、将棋を使った機能訓練をされる方を募集中です。
よろしくお願い致します。
バーン夕凪 087-866-7812
辻まで