2019.06.14
したくてしているのではない。
毎日、高齢者とお話をしていると、最近のニュースでよく流れている、高齢者の自動車事故の話になります。
「怖い。人を轢いてしまうと大変なことになる。家族からも運転を止めるように言われる」
「でも。買い物や病院にどうやって行ったらいいのか。困る」
事故を起こしたくて起こしている高齢者はいません。
運転が怖くなった高齢者が運転をしなくてすむような制度の整備を早急に行うことが重要ではないでしょうか。
現在、香川県及び高松市では次のような制度があります。
高松市高齢者福祉タクシー助成券交付の対象も要介護者が条件となります。
介護保険の認定結果が要支援や事業対象の方は介護タクシーの利用ができません。
また、障がい者福祉タクシー助成事業は身体障がい者手帳1級または2級または、車椅子使用が対象者となっています。
高齢者運転免許証返納促進事業も高松市はやっています。
香川県にも運転免許証自己返納促進事業があります。
様々な制度を活用して大切な命と高齢者の生きがいを守りたいですね。
香川県も公共インフラはありますが、では地域や住んでいる場所によってバス停、駅があるけれどそこに行くまでに徒歩10分や15分。。。
電車やバスはあるけど使えない。ということはないでしょうか?
要支援認定の方や事業対象者の方は日常生活においてほぼ介護が必要ありません。自動車を運転することもあります。
そのような方が不安を感じ、免許を自己返納した後の生活範囲が極力変わらないよう、運転免許証を自己返納した方は毎年度「高齢者福祉タクシー助成券」を交付するなど現在の制度を拡充してもいいのではないかと思います。
そして、この問題を高齢者や政府の問題とせず、自分の問題と考えた時に何かできるとはないでしょうか。