包丁で何かを切るときには切る物を押さえますよね？そうなると両手で行う事になります。

今回は脳血管疾患で片麻痺のある方の包丁動作を道具ではなく切り方から考えてみました。

この方は左片麻痺で､左手はゆっくり握る事ができる程度で力はあまり入りません。切る物を押さえる補助手としていますがきゅうりの様に丸い物は転がりうまく固定できていませんでした。

今回は長さを3分割にして底になる部分を切り、平らな安定した面を作って切って頂きました。

切る速さも上がり、薄さもだいたい揃えて切れていました。少しの工夫でとても切りやすくなりました。

このようにクッキング夕凪では日常生活動作を一人一人に合わせた方法で作業療法士を中心に支援しています。