介護ベッドとは

介護ベッドとは「特殊寝台」とも称されるベッドです。

介護される人と介護する人の負担を軽くしてくれるベッドで、

自ら体を起こせない人や起き上がりに難がある人の手助けをしてくれます。

ただし、どんなものでも介護ベッドと呼べるわけではありません。         

介護ベッドと呼ぶには、次のような条件があります。

        1,サイドレールが取り付けてあるもの(または取り付け可能なもの)

 2,背部または脚部の傾斜角度が調整できる機能、または床版の高さが無段階で調整できる機能が付与されているもの 

上記2点の条件を満たしているものが、介護ベッドと呼ばれます。

そこで今回は、介護ベッドの機能や種類について紹介したいと思います。

 

介護ベッドの機能

1,背上げ機能

起き上がる動作を補助する機能です。

背角度を0~70度くらいの範囲で調整できます。

 

 

2,脚上げ機能

背上げ機能で起き上がる際、膝角度を上げておくことでずり落ちを軽減します。

足側へのずり落ちを抑え、膝角度は0~40度くらいの範囲で調整が可能です。

 

3,高さ機能調整

ベッドから立ち上がりやすい高さや、安定した端座位ができる高さなどに調整できます。

介護者にとっても、介助しやすい高さに調節することができます。

 

介護ベッドの種類

介護ベッドは搭載されているモーターの数で機能が変わります。

目的に合わせて介護ベッドを選ぶためにも、それぞれの種類でどのような機能を持っているのか把握しておきましょう。

 

「1モーター」タイプ

搭載されているモーターが1つの介護ベッドは、動かせる部分が1カ所です。

例えば、上半身を持ち上げられる「背上げタイプ」や、背中と脚の部分を連動して持ち上げてくれる「背上げ・脚上げ連動タイプ」、介護ベッドの高さを調整してくれる「高さ調節タイプ」の3種類があります。

 

モーターが1つの1モータータイプの場合「背上げ」、「脚上げ」、「高さ調節」のいずれか、あるいは「背上げ」と「脚上げ」が連動して動くものがあります。

どこが動くのかは同じ1モーターでもベッドによって異なるため、確認が必要です。

 

「2モーター」タイプ

2モータータイプはモーターの数が増えたことで、1モータータイプより複雑な連動が可能です。

例えば背上げと高さ調節が両方できるものや、背上げ・脚上げに高さ調節もできるものが出てきます。

モーターが2つの2モータータイプの場合「背上げ」、「脚上げ」や「背上げ」、「高さ調節」の組み合わせで動かせるものが多く、それぞれを個別に動かすこともできます。

こちらも、ベッドによって動く部位、組み合わせは変わるので確認が必要です。

 

「3モーター」タイプ                  

3つのモーターがそれぞれ起動し、背上げ・脚上げ・高さが細かく調節できるようになります。

 

モーターが3つの3モータータイプの場合「背上げ」、「脚上げ」、「高さ調節」をそれぞれ個別に動かすことができます。

☆最後に

介護保険を利用してレンタルするには原則”要介護認定”で要介護2以上と認定されないと借りることができません。

ご不明な点がありましたら、お気軽に聞いてくださいね😌

 

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