平成31年2月職員勉強会

平成31年2月 夕凪グループ勉強会

~クッキング夕凪、ヤング夕凪、ボーン夕凪、バーン夕凪~

  1. 役割と居場所

クッキング夕凪 岡田 和也

  • N氏への関わりを発表。
  • 氏においては、利用開始時は他者との会話はあるが、ふとした際に鍵を確認し始めて「帰らなくては」といった姿が見受けられた。
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  • 氏のように帰宅願望があるということは何か心の中に不安があり、「安心できる場所」に行きたいという思いがそうさせるのだと思われる。
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  1. O氏「らしさ」の再獲得とは

ヤング夕凪 昌山 世始朗

  • 30年5月より利用開始された利用者への関わりを通した発表。

29年4月に脳梗塞を発症し退院後は後遺症に悩み塞込んで自宅に籠ってしまっていた。

利用開始当初は1日を通して表情は暗かったがサービスに対する拒否はなかった。

利用回数が増えるに連れ「~がしたい」という自発性が見られ、家人からも「デイサービスでのレクリエーション等の話を、身振りを交えて話してくれて楽しんでいる」、

「買い物や畑についてくるようになった」とうかがう。

もともと社交的で他人・家族思いなO氏「らしさ」を実感する事ができている。

家族、外部関係者との連携を行うことで協力が得られ、特に家族からO氏へのサポートが充実してきている。また近い境遇の利用者様がいた事もコミュニケーションや集団訓練を行う上で体験を共感・共有できたことがO氏の安心に繋がっているのではないかと考える。

  1. Y氏と関わった事例

ボーン夕凪 多田 康人、山口 恵里香

一人暮らしで骨折を伴いながらもリハビリを行い生活している利用者への関わりを発表。

本人の身体管理への関心の高さがみえるが、高齢であるため、全体の筋力低下や可動域制限が強くみられ、痛みを伴うリハビリにも限界がある様に思われる。

今後も継続して利用していただき、筋力の現状維持を図っていけるようコミュニケーションをとっていくことが大切だと感じた。

  1. ご利用者様の自立・意欲的な活動を目指して

バーン夕凪 網谷 沙耶香

平成30年4月より利用開始となったアルツハイマー型認知症の利用者への関わりを発表。

利用開始以前から腹部の調子が優れず下着を汚す場面があるなど、認知症の進行がある。家族との会話も噛み合わないことがあり、ご自宅では日中は寝て過ごし昼夜逆転することが見られるようになっていた。

利用時には常にご家族と連携を取り、昼食の内容の工夫やこまめなトイレ誘導、趣味の麻雀を通じて他者との交流の手助け、頭脳の訓練をすることにより、徐々にご自宅での生活リズムを作りO氏の生きがいを取り戻し、結果的に自身の回復に繋がってきたように感じられる。

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