令和2年7月 夕凪グループ勉強会

令和2年7月 夕凪グループ勉強会

令和2年7月17日(金)
講師 ALSOK綜合警備保障株式会社 石田氏

「救急救命・A E D使用方法について」

7月の勉強会は、ALSOK綜合警備保障株式会社の石田氏をお招きし、A E Dを使用した心肺蘇生法について学びました。
夕凪グループでは、現場での緊急時に職員一人ひとりが迅速な対応を取れる様、毎年A E Dを実際に使用し、救命救急の勉強会を行なっています。今回も新入職員を中心にしっかりと研修させていただきました。

A E Dを使用した心肺蘇生法の手順

1.倒れている人の反応を確認する
肩を軽く叩きながら「分かりますか?」などと、徐々に大きな声で2〜3回呼びかけます。片耳が聞こえない可能性がある為、両耳に呼びかけます。

2.大声で協力を求める
「あなたは119番通報してください」「あなたはA E Dを持ってきてください」と指示を出す事が大事です。

3.呼吸の確認をする
胸または腹部が上下に動いているかを秒以内で確認します。

4.胸骨圧迫を繰り返す
乳首と乳首の真ん中に掌を置き、童謡のうさぎとかめのテンポ(1分間に100〜120  回)で、5cm〜6cmの深さ圧迫します。感染防止の為、人工呼吸は不要です。

5.A E Dが到着したら電源を入れる
音声メッセージで案内されるので、指示にしたがいします。

6.電極パッドを患者の胸に貼る
右胸と左脇腹に貼ると、心電図が自動的に解析されます。

7.電気ショックが必要かA E Dが解析
自動的に解析され、電気ショックが必要であればボタンを押すように指示が出ます。

8.電気ショックを行う
電気ショックを行う前に、声を出して、周囲の人が患者から離れるよう指示します。患者の身体に誰も触れていないのを確認してから、ボタンを押します。

9.パッドを貼ったまま直ちに胸骨圧迫を再開する
電気ショックを行なった後、何らかの応答や目的のある仕草(嫌がるなどの体動)、あるいは救急隊が到着し引き継ぐまで胸骨圧迫をやり続けます。
※患者の状態が変化すると、A E Dが反応します。

10.救急隊に情報を伝える。
・患者が倒れた時の状況・容態の変化・応急手当の内容・電気ショックの回数などを伝えます。

この手順を実際にA E Dを使用しながら、職員が行いました。

なぜこの手順が必要かと言うと、倒れている人が心停止していた場合、心臓が止まったままにしておくと脳に血液が届かず、蘇生確率が下がり続けてしまうからだそうです。10分止まったままにしておくと、蘇生は難しくなってしまうそうです。つまり救急車が到着するまで何もしないと、蘇生は極めて難しくなってしまいます。緊急時にその場に居合わせた人の行動が、どれだけ大事か改めて感じました。夕凪グループでも以前にAEDを使用し、蘇生を行うことで一命をとりとめた方がいました。今回の研修で学んだ事をしっかりと復習し、緊急時に適切な応急手当が出来るように備えていきたいと思います。

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