令和5年3月 夕凪グループ勉強会
令和5年3月夕凪グループ勉強会
「メンタルヘルスセミナー」
令和5年3月17日(金)
講師:産業カウンセラー
濱﨑 加奈子 先生
令和5年3月の勉強会では、精神衛生の観点からメンタルヘルスについて学んだ。
【メンタルヘルスとは】
心の健康のことであり、心が健康である状態を「心豊かに理想的な毎日が送れる状態」とする。
特定の誰かではなく、全ての人が対象となる考え方である。適度なストレスは人生のスパイスとなり、必要な物であるが、過度なストレスは心身の健康を害する。
【4つのケア】
1.セルフケア
→労働者自らによる「ストレスの気づき」「ストレスへの対処」
2.ラインケア
→管理監督者による「職場管理等の改善」「個別の指導、相談等」
3.事業場内産業保健スタッフ等によるケア
→産業医、衛生管理者などによる「職場の実態把握」「個別の指導、相談等」
「ラインによるケアへの支援」「管理監督者への教育・研修」
4.事業場外資源によるケア
→医療機関・地域保健機関・各種相談機関による「直接サービス」「支援サービス」
【職場で抱えやすいストレス】
1.職場の人間関係
→同僚・上司とのトラブル。いやがらせ。
2.仕事の質・量の問題
→達成困難な仕事、仕事のミス、クレーム対応等。
3.異動・配置転換
この様な原因でストレスを抱える事があるが、ストレッサー(ストレスの原因)が何であるか本人も把握してないことが多い。
【ストレス反応】
ストレスを抱えると下記の様な徴候が見られる
1.行動的徴候
→作業能率の低下、ミスや事故、遅刻・欠勤、アルコール依存、摂食障害等。
2.身体的徴候
→高血圧、胃腸病、腰痛、頭痛、顔つきの変化、不眠や食欲低下等等。
3.精神的徴候
→抑うつ状態、意欲の低下、イライラ、緊張、不安等。
こういった徴候を見逃さない様、一人一人の「普段の様子。」をよく見ておくことが重要。
【ストレスコーピング】
1.積極的な「休養」のすすめ。
2.「楽しい」をプレゼントする。
3.コントロールできないことは悩まない。
4.柔軟な受け止め方の実践。
5.誰かに相談する。
人間関係はストレスに対しプラスにもマイナスにも作用する。
【まとめ】
今回の勉強会では精神衛生・メンタルヘルスに関してストレスの考え方・対応等を学べた。特に「人間関係はストレスに対しプラスにもマイナスにも作用する。」という話は今後の職場の人間関係構築において重要な話であったように思う。一人一人が充実した日々を送り、業務においても良好なパフォーマンスを発揮するには、ストレスへの対応を行いやすい人間関係・職場づくりが必要となると感じた。
今後は自身・周囲への心の健康に目を向けつつ、より質の高いサービスを提供できるよう心掛けていきたい。