2021.07.20
ユマニチュード
7月16日金曜日 いわき病院の中村光男先生にお越しいただき「認知症について」お話しをしていただきました。
その中で先生は診察時、患者様に「ユマニチュード」という技法を勉強して活用していると教えてくださいました。
ユマニチュードとは?
「人間らしさを取り戻す」ことを意味するフランス語で、フランスの二人の体育学の専門家イヴ・ジネストとロゼット・マレスコッティが開発した認知症のケア技法のことです。
認知機能が低下し、身体的にも脆弱な高齢者の方々に対してケアを行う時、ある時は穏やかにケアを受け入れてもらえるのに、別の時は激しく拒絶されることがあります。
ケアがうまくいく時といかない時には「見る方法」「話す方法」「触れる方法」が違っていることに気がつきました。
さらに、人は「立つ」ことによって、生理学的な効果のみならず、その人らしさ、つまりその尊厳が保たれることから、この4つの要素
「見る」
水平に目を合わせ、正面から顔を近づけ、見つめる時間を長くとる
「話す」
ポジティブな言葉、優しいトーンで穏やかに話しかける
「触れる」
手や顔など敏感な部分を避け、肩や背中などから優しく包みこむように触れる
「立つ」
骨に加重をかける事で骨粗しょうを防いだり、筋力の低下を防ぐとともに、血液循環が改善されます
を「ケアの4つの柱」と名付けました。
そして、ケアを一つの物語のように一連の手順で完成させる「ケアの5つのステップ」で構成するケア・コミュニケーション技法を編み出しました。
と、日本ユマニチュード学会様のホームページに説明があります。
文章で説明するのは難しいので日本ユマニチュード学会様のYouTubeチャンネルをごらんください!
動画で認知症利用者様の不安・心理症状や応対する姿勢や声掛けの説明が分かりやすく学べます。
「こんな暇はない」「こんな余裕はない」と思われる家族様がいるかもしれませんが、トータルで見たときに双方の心理状態や介護に係る時間の軽減にもつながると思います!
私、プチ夕凪職員も今一度学んで取り入れようと思います。
皆さんも是非動画をごらんになってください!