プチ 夕凪からの
お知らせ

2019.06.24
ドールセラピー

認知症ケアの一つ『ドールセラピー』を今回は、ご紹介いたします。

人間の一生失われない機能として、「感触」と「感情」があり、その方が人生の中で一番輝いていた時の感触や感情は、たとえ認知症になったとしても失われることはありません。特に女性の場合出産や育児の時の感触と感情は最も幸せを感じた方が多いと思いいます。ドールセラピーは、赤ちゃんの人形を用いてその時の喜びを思い出し、精神的な癒しと幸福感を感じて頂くものです。

 実際にプチ夕凪でも認知症ケアとして行っています。ご利用者様のなかには、子どもさんやお孫さんと一緒に生活されていた方も多く、ドールセラピーを通じて、過去の育児の体験を楽しそうにお話ししてくださいます。また、洋服を選んで着せてあげるだでも、達成感や幸福感は獲得できていると思います。

 洋服は、スタッフの子どもが着なくなったものを持ち寄っており、種類もたくさんあります。その中から、春夏秋冬季節感を感じながら、利用者様の好みに合った服を楽しく選んでいきます。

名前は、「アイちゃん。」

しかし、時には自身の子どもさんやお孫さんの名前を呼んでくださいます。

また、出産のエピソードなどの話も交えることで回想法レクリエーションにもなると思います。

ご利用者様お一人お一人の生活を知ることで出来る認知症ケアは、多種多様です。

ドールセラピーによって、ご自宅に、孫が来るのが楽しみになり、生活全体が穏やかになったと、ご家族様よりお伺いすることもあります。

その方にとってどのようなケアが一番良いのか、プチ夕凪では、今後も様々な認知症ケアを行い、ご利用者様やご家族様に寄り添っていければと思います。