2021.06.05
畑がつなぐ交流
一作日、梅雨の合間にジャガイモ「きたあかり」を収穫しました!
なんとこんなに大量!!
前管理者渡辺さんの大好物で植えられたそうです☆
貴重なジャガイモですので、今いる利用者様、スタッフでおいしく調理していただきます(^O^)
さて、今回の収穫は利用者A様が手伝ってくださいました。
A様は本日から利用された方です。朝の体操や雑談時にはキョロキョロ辺りを見渡し、落ち着かない様子だったので畑にお誘いしました。
車椅子が必要で畑に立つことは難しいので、カゴをもっていただき収穫したイモを入れてもらいます。
ときおりイモを持ってニヤニヤ(^^) 感想を聞くと「ハハハ」っと返してくださいました。
実はA様は農業を営んでいた方で趣味も野菜作りという方だったのです!
事前に家族様から生活歴をうかがっており、回想法として実施させて頂こうとスタッフ間で計画していました。
病気により数年間遠ざかっていたようですが、1日を通して「なす」「イモ」だけはハッキリ発語にして反応してくださいました。
その後の食事・入浴などの介助にも拒否無く応じてくださりました。
A様は認知機能の低下はみられますが、慣れ親しんだ「野菜の収穫」という回想により、精神の安定を図っていただくことができたかと思います。
またA様の思い出した「楽しい」体験をスタッフと共有することが信頼関係の構築につながってプチ夕凪を受け入れてくださったのだと感じました。
A様と「ジャガイモのおいしい食べ方」など言葉にして交流することは難しいですが、体験を通して「笑顔」と単語を見せてくださったらスタッフも自然と表情を返します。
それがコミュニケーションとなり、刺激になります。
今後は他利用者様との交流につなげて体験の輪を広げ、社会的孤立感の解消につなげてまいります!