2025.10.07
高額介護サービス費
こんにちは
夕凪Japanの福家です。
日中はまだ暑いですが、朝晩は涼しくなり、過ごしやすくなってきましたね。
今回は高額介護サービスについてのお話をさせて頂きたいと思います。
【高額サービス費とは】
1ヵ月に支払った介護保険の利用者負担の合計が(同じ世帯内に複数利用者様がいる場合には世帯合計額)負担限度額を超えた時に超えた分が払い戻される制度です。
一般的な所得の方の負担限度額は、月額44,400円です。
施設サービスの食費及び居住費、住宅改修費、福祉用具購入費、介護保険の適用限度を超えて利用したサービスの自己負担額などは高額サービスの対象とはなりません。
所得区分等 |
利用者負担の上限額 (1か月) |
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(ア)生活保護受給者 |
15,000円 |
(イ)世帯全員が市民税非課税であり、合計所得金額と課税年金収入額の年額が80万9千円以下の人、または市民税非課税世帯で老齢福祉年金受給者 |
個人:15,000円 |
(ウ)世帯全員が市民税非課税であり、(イ)以外の人 | 世帯:24,600円 |
(エ)世帯員のいずれかが市民税課税者である人 | 世帯:44,400円 |
(オ)現役並み所得相当者 | 世帯:44,400円 |
課税年金額とは収入(国民年金・厚生年金・共済年金など公的年金)の年間受給額で遺族年金や障害年金は含まれません。
- 現役並み所得とは、課税所得145万円以上を指します。
- 令和3年8月から、(オ)現役並み所得相当者の区分が細分化され、上限額が一部変わります。
所得区分等 |
利用者負担の上限額 (1か月) |
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課税所得約145万円(年収約383万円)以上~同約380万円(同約770万円)未満 |
世帯:44,400円 |
課税所得約380万円(年収約770万円)以上~同約690万円(同約1,160万円)未満 |
世帯:93,000円 |
課税所得約690万円(年収約1,160万円)以上 |
世帯:140,100円 |
対象となるサービス
居宅サービス・介護予防サービス
施設サービス(介護老人福祉施設・介護老人保健施設・介護医療院)
地域密着型サービス・地域密着型介護予防サービス
介護予防・生活支援サービス
- 介護予防訪問介護相当サービス
- 訪問型サービスA
- 介護予防通所介護相当サービス
- 通所型サービスA
- 通所型サービスC
支給申請方法
介護保険高額介護(介護予防)サービス費及び高額介護予防サービス相当費支給申請書に記入し、提出。一度申請をしていただければ、支給対象になりましたら自動的に振り込みます。
高額介護サービス費および高額介護予防サービス相当費支給申請をされていない方が、支給対象となられた場合には、お知らせが郵送で届きます。届いても、よくわからずそのままになっているケースもあるとの事。介護サービスの利用状況や要介護度にもよりますが、介護負担割合証が2割.3割の方は、該当の可能性があります。
- 利用月の翌月1日(利用月の翌月1日以降支払いの場合は、領収日の翌日)から2年以内のものに限り支給します。
- 申請を出していただいた時点で、2年以内に支給対象のものがありましたら、翌月末にあわせて振り込みます。2年以上経過しているもので、領収日が2年以内のものがありましたら、別途申請が必要になりますので問い合わせが必要です。
介護のお悩みがありましたらお気軽にご相談ください。
夕凪Japan ☎087-866-7623