≪高齢者虐待防止≫
夕凪Japanの渡辺です。
先日、1歳児の児童虐待が保育園で行われていたという事件が、ニュースになっていました。このニュースを見て、心が苦しくなる思いであった方も多いと思います。虐待は子どもだけでなく、高齢者においても同じです。
今回は、高齢者虐待について少しお伝え致します。
●高齢者虐待とは。
・対象者:65歳以上の高齢者
・種類:以下(1)~(5)
(1)身体的虐待
・平手打ちをする、つねる、殴る、蹴る、無理矢理食事を口に入れる、やけどや打撲させる
・ベッドに縛り付けたり、意図的に薬を過剰に服用させたりして、身体拘束、抑制をする/等
(2)介護・世話の放棄・放任
・入浴をさせないため異臭がする、髪が伸び放題、皮膚が汚れている
・水分や食事を十分に与えないため、空腹状態が長時間にわたって続いたり、脱水症状や栄養失調の状態にある
・室内にごみを放置するなど、劣悪な住環境の中で生活させる
・高齢者本人が必要とする介護・医療サービスを、相応の理由なく制限したり使わせない/等
(3)心理的虐待
・排泄の失敗等を嘲笑したり、それを人前で話すなどにより高齢者に恥をかかせる
・怒鳴る、ののしる、悪口を言う
・侮辱を込めて、子どものように扱う
・高齢者が話しかけているのを意図的に無視する/等
(4)性的虐待
・排泄の失敗等に対して懲罰的に下半身を裸にして放置する
・キス、性器への接触、セックスを強要する/等
(5)経済的虐待
・日常生活に必要な金銭を渡さない/使わせない
・本人の自宅等を本人に無断で売却する
・年金や預貯金を本人の意思・利益に反して使用する/等
※一般に虐待は被虐待者の定義であり、行為が意図的であるか否かを問わず、被虐待者にとって有害な行為であれば虐待といえます。
◎在宅での養護者(介護者)からの虐待だけでなく、施設職員からの虐待も対象です。
●虐待に気づいたら、関係機関へ連絡する必要があります。
・通報・届出先:地域包括支援センター・長寿福祉課・介護保険課・保健センター・老人介護支援センター等
(連絡をくださった人の個人情報については、外部に漏らさず適切に対応してくださいます。)
※介護医療従事者は通報義務があり、上記の虐待があった場合は関係機関に連絡することとなっています。
夕凪Japanにおいても、虐待防止法に基づき適切な対応。また、支援を行ってまいります。
介護保険関係各種申請についてのご相談や、その他介護保険の事でのご相談もお受けいたします。お気軽にご連絡ください。
夕凪Japan ☎087-866-7623