しゃべりにくいな・・と思ったら!
言語聴覚士の日岡です。
今回は「構音障害」についてのお話しです。
構音障害とは?
音を作る器官に問題があったり動きが悪かったりして喋りにくさを感じたり呂律がまわりにくかったり失語症とは違って《話す》機能のみの障害です。
例えば構音障害で口唇の麻痺があるとしたら、どんなことに困るのか?
①発音することが難しい(両唇音)
②食事中の食べこぼし
③嗽が不十分となり口の中に食べかすが残る
など色んな問題が出てきます。
今日は利用者M様の訓練についてお話しします。
口唇麻痺があるM様に対して、言語聴覚士の訓練では口の体操→発音課題(両唇音)→ストロー吹きをおこないます。
歯科衛生士は嗽の指導も行ないながら口唇閉鎖へのアプローチをおこなっています。
構音障害の方は喋りにくさを自覚していてやりとりの中でも伝わったか不安に思いながら話されてる方が多いと思います。
訓練というと堅苦しくなりますがゆったりした楽しい雰囲気で自信を持って発話できるような環境・関わり方を行っていきたいと思います。そして、身近な人から初対面の人へと交流の場が増えていきどんどん色んな方と繋がりが持てるよう関わっていけれたらと思います。